八木山動物公園、サイ・カバ舎解体へ…56年の思い出振り返る 4月から新エリア整備
老朽化した施設の再整備を行う仙台市の八木山動物公園では28日、今年の秋に解体する「サイ・カバ舎」の思い出を振り返るイベントが行われた。
伊藤成輝 記者
「息遣いやにおいを感じながらこんなに近くでサイとカバの姿を見れる機会はしばらくお預けです」
八木山動物公園の「サイ・カバ舎」は開館当初から56年間、来園者を楽しませてきましたが、老朽化のため今年の秋に解体されることになった。
28日、飼育員が歴代のサイとカバとのエピソードや可愛らしい一面を紹介するイベントが開かれ親子連れやファンが思い出を振り返った。
訪れた人は大きな息遣いや突然の放尿に驚きながらも、「サイ・カバ舎」ならではの間近で見られる動物の姿を楽しんでいた。
訪れた人
「(エサを)食べてる時の音が大きかったし、においがくさかったです」
飼育展示課 小野直輝さん
「エサを食べてる姿もプールで泳ぐ姿も近くで見れますのでこういった形で見れるのはなかなかないところですのでもう一度最後に見ていただきたいと思います」
「サイ・カバ舎」の跡地では現在、園内に分散しているアフリカ地域の動物を集めた新エリアの整備が来月から始まりサイやカバなどを間近でみられる「総合獣舎」は2028年度に完成する予定。
整備中の期間も、サイとカバの姿は「屋外」で引き続き楽しむことができる。