「海の生物」段ボールアート展 瀬戸内市立美術館
古くなった段ボールで海や水辺の生きものを表現した作品展が、岡山県瀬戸内市の美術館で開かれています。
全長5メートル、尾びれと顔を海面からのぞかせたのは、段ボールで出来たクジラ。にこやかなクジラの周りに、ストローやビニール袋などを囲む様に配置する事で、海の環境問題も表現しました。
瀬戸内市立美術館では、造形作家の玉田多紀さんが使用済みの段ボールで制作したアート作品20点が紹介されています。作品はどれも、リサイクル可能な段ボールを水で浸して貼り重ねて、海や水辺の生き物をダイナミックに表しました。
絶滅が危惧されるスナメリと海草のアマモは、今回の新作。絶滅が危惧される生き物と、そのエサとなる小魚を育てるアマモを組み合わせて、命をつなぐ事を伝えています。造形美だけでなく、地球環境や命の尊さを伝えるこの作品展は、9月1日まで開かれています。