×

岸田首相「出馬いたしません」電撃表明の理由は? “ポスト岸田”めぐる動きも…

2024年8月14日 20:47
岸田首相「出馬いたしません」電撃表明の理由は? “ポスト岸田”めぐる動きも…

岸田首相は14日、9月の自民党総裁選に立候補しない意向を表明しました。電撃表明となったその理由とは? そして、早くも“ポスト岸田”の動きも活発化しています。

   ◇

14日午前9時過ぎ、岸田首相はいつものように官邸に入りました。この時はまだ側近ら、ごく一部の人しか“決断”を知りませんでした。

身につけていたのは“青色の勝負ネクタイ”。それから約2時間半後には…

岸田首相(14日午前11時半ごろ)
「自民党が変わることを示す最も分かりやすい最初の一歩は、私が身を引くことであります。私は来る総裁選には出馬いたしません」

自民党総裁選に、立候補しないと表明したのです。理由としてあげたのは、派閥の“裏金問題”などが招いた政治不信です。

岸田首相(14日午前11時半ごろ)
「もとより所属議員が起こした重大な事態について、組織の長として責任をとることに、いささかの躊躇(ちゅうちょ)もありません。私が身を引くことでけじめをつけ、総裁選に向かっていきたいと考えています」

いずれ責任をとることは、問題発生当初から心の中で決めていたことを示唆しました。

「岸田総理退陣です。号外です」

お盆に行われた“電撃表明”。各所に衝撃が走りました。

街の人
「突然の事だったのでビックリしました」
「予想はしていましたけど、早かったなって」

驚きの声は、自民党内からも──

小野寺元防衛相
「大変おどろきました。総理が今回、自ら政治責任をとられたということを、重く受け止めております」

「急で、なぜ今?って感じだ」と話す閣僚経験者も。

このタイミングで表明した理由について岸田首相は“外交の日程に一区切りがついた”と説明しました。

岸田首相(14日午前11時半ごろ)
「いわば政治家としての意地をしっかり示した上で、これから先を考えた場合に自民党の信頼回復のためには、身を引かなければいけないということで今回の決断をした」

ある自民党幹部は「党内情勢を冷静に分析し、総裁選に出ても勝てないという判断に至ったのだろう」と指摘しています。

24時間ライブ配信中
日テレNEWS24 24時間ライブ配信中
logo

24時間ライブ配信中