×

「判じ絵」を集めた特別展 江戸時代の大衆の言葉遊び 矢掛町

2024年8月27日 21:34
「判じ絵」を集めた特別展 江戸時代の大衆の言葉遊び 矢掛町

 江戸時代、大衆の言葉遊びとして流行った判じ絵を集めた特別展が、岡山県矢掛町で開かれています。

 目に平らな椀を描いた、ちょんまげ姿の男性。その心は、魚の「ヒラメ」と解きます。

 やかげ郷土美術館で開かれている「判じ絵展」では、江戸時代の浮世絵師が描いたおよそ100点が集められました。

 判じ絵は、絵や文字に隠した言葉の意味を当てる、江戸時代に流行った大衆の遊びです。

 爬虫類をテーマにしたこの絵は、屁と火に濁点を足して「ヘビ」。料理名を当てる作品は、馬に似た人を描いて「うま煮」。洒落を効かせた粋な言葉遊びが、当時のユーモアを感じさせます。

 江戸時代、山陽道の宿場町として栄えた矢掛町で楽しめる「判じ絵展」は、9月1日まで開かれています。

    西日本放送のニュース