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2026年春卒業予定の就職活動が本格化 学生「福利厚生や人間関係を一番意識」「会社の雰囲気重視」大分

2025年3月5日 18:27
2026年春卒業予定の就職活動が本格化 学生「福利厚生や人間関係を一番意識」「会社の雰囲気重視」大分

2026年春に卒業予定の大学生などを対象とした就職活動が3月から解禁され、大分県大分市でも5日、就職セミナーが開かれました。

5日から2日間に渡って行われるマイナビの就職セミナーには県内企業を中心にあわせて90社が参加します。

会場には、2026年春に就職予定の大学生などが訪れ、各企業の担当者の説明に熱心に耳を傾けていました。

売り手市場が続く中、学生は企業を選ぶ際にどのような点を重視しているのでしょうか。

◆大学3年生
「会社の福利厚生とか人間関係を一番に意識します。自分の力を生かせるような企業に就きたい」

◆短大1年生
「人と関わりながら働ける大分県内の企業を探しています。仕事内容と会社の雰囲気を重視しています」

一方の企業側は初任給を引き上げるなど、優秀な学生の獲得に向けたアピールに懸命です。

◆豊和銀行 黒田宇一郎さん
「初任給はかなり重要かなと思いますね。見劣りすると振り向いてもくれなくなってきていますので(会社の)中を知っていただいて入った後にミスマッチがないような採用にしていきたいなと思います」

◆デンケン 枝木東海さん
「待遇改善はやらなきゃいけない。働いていく以上、生活をしていただかなければならないので、少しでも魅力を感じてもらいたい」

セミナーを主催したマイナビの担当者もワークライフバランスなどを重視する学生が多くなっていると言います。

◆マイナビ大分支社小田浩史支社長
「学生の志向がかなり安定志向に入ってきておりますので、例えばお金の問題であったりとか福利厚生であったりとか、働きやすい企業とかそういうことを探す学生さんが非常に多くなっているとは思います」

一方、2026年春に卒業予定の高校生の就活に関する動きも始まっています。

大分労働局は5日、県内の経済団体や教育関係者などと協議し、求人は6月1日、選考開始は9月16日以降とするなど例年通りの日程とすることを申し合わせました。

大分労働局によりますと、2025年1月末の時点で、この春に卒業する高校生への求人数は5209人で前の年の同じ時期と比べて2.9%増加しています。

また、求人倍率は2.63倍で、こちらも0.05ポイント増加するなど、引き続き高い水準が続いています。

最終更新日:2025年3月5日 18:27
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