夏の終わり告げる「吉田の火祭り」世界的ダンサーがパフォーマンス披露 山梨・富士吉田市
富士北麓地域に夏の終わりを告げる「吉田の火祭り」が26日、富士吉田市で行われました。大たいまつの炎に照らされる中、今年は世界で活躍するダンサーがパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げました。
「吉田の火祭り」は日本三奇祭の一つで、450年以上の歴史があります。夕暮れの富士吉田市内を浅間神社を出発したみこしが練り歩き、祭りを盛り上げます。そして午後6時半、本町通りに並んだ大たいまつに火がともされました。
訪れた人は
「感激しました。たいまつの数と炎の大きさ、こんなお祭りに来られたなんて、という思いです」
120本すべてのたいまつに火がともったころ、金鳥居の前に現れたのは歌手・マドンナさんのバックダンサーを務めた日本人ダンサー、「ケント・モリ」さんです。
各地の祭りを訪れ、その時感じたことをダンスで披露しているというケント・モリさん。
自ら実行委員会に出演を依頼し、大たいまつの前でのダンスが実現しました。
観客は
「エネルギーとかを感じてなんか神々しかったです」
ケント・モリさん
「あれだけの勢いで来るみこしと命がけで火を付ける人を見られて、450年の歴史を持つ火祭りと同じ舞台に立たせてもらって光栄でしかありません」
吉田の火祭りは27日のすすき祭りで幕を閉じ、富士北麓地域は秋に近づいていきます。