日銀、マイナス金利解除で最終調整 賃上げ高水準で…17年ぶり利上げか
連合が公表した春闘の第一次集計の結果が33年ぶりとなる高い賃上げ水準となったことなどを受け、日本銀行は来週の金融政策決定会合で、マイナス金利政策を解除する方向で最終調整に入りました。
日銀はこれまで、2%の物価安定目標の持続的・安定的な実現が見通せる状況になれば、マイナス金利政策の解除などを検討する考えを示していて、判断にあたっては春闘での賃上げの動向を重視しています。
こうした中、15日に連合が発表した賃上げ結果の初回集計は、平均賃上げ率が5.28パーセントと前年を大幅に上回りました。
こうしたことなどを受け、日銀は来週18日と19日の金融政策決定会合で、マイナス金利政策の解除など大規模な金融緩和策の修正を行う方向で最終調整に入りました。マイナス金利が解除されれば、17年ぶりの利上げとなります。