節電対策のため、自動車メーカーでは、平日、工場を休みにする代わりに電力需要が下がる土・日曜日に工場を稼働する「週末操業」が始まった。広島・府中町の「マツダ」でも２日朝、社員が出勤する光景が見られた。

　府中町にあるマツダ本社では２日朝、出勤する人の長い列ができた。節電のため、自動車業界全体で操業日の振り替えに取り組むことにしており、電力事情に比較的恵まれた中国地方にあるマツダも土日の操業に踏み切った。

　土日操業の対象は約２万人だが、移行初日の２日は、工場で働く社員らの出勤は夜勤からとなり、２日朝は事務職や開発技術職の社員らが出勤した。

　マツダは２日から９月までの３か月間、土日操業に取り組む。