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東証、午前の取引時間を30分延長

2011年11月21日 10:48
東証、午前の取引時間を30分延長

 株価の低迷が続く中、取引の活性化を図るため、「東京証券取引所」の取引時間が21日から30分長くなる。

 東京証券取引所は、現物の株式の午前中の取引時間をこれまで午前9時から午前11時までとしていたが、21日から30分延長し、午前11時30分までになる。

 ヨーロッパの債務不安など世界経済の行方が不透明な中、東京証券取引所は、取引時間の延長や新規の上場を増やすことで取引所としての競争力の強化を目指す。東京証券取引所・深山浩永常務は「経済環境の変化に敏感に対応できるので、取引の機会が増えることはプラスにはたらくのでは」と話している。

 取引時間の延長は当初、今年5月からの予定だったが、東日本大震災による電力不足に対応するため、延期されていた。