消費増税判断の点検会合 地方経済テーマに
消費税率10%への引き上げの是非について有識者らから意見を聞く会合の3回目が、首相官邸で行われた。14日は、地方経済をテーマに有識者らが意見を述べた。
14日の会合には、日本旅館協会の針谷会長ら地方や地域経済の有識者9人が出席した。このうち針谷氏のほか、群馬県建設業協会の青柳会長や尾崎高知県知事ら6人が、経済対策や低所得者への対策を行った上で、消費税率を予定通りに引き上げるべきだと主張した。
また、JA全中の萬歳会長ら2人は、消費税率の引き上げには理解を示したものの、時期については態度を明らかにしなかった。
一方、北関東を中心にスーパーマーケットを展開するカスミの藤田社長は、売り上げが減少していることを報告し、引き上げを先送りするよう主張した。
有識者会合は18日まで残り2回行われ、あわせて45人の有識者から意見を聞く予定。