全漁連会長、“処理済み汚染水”放出に反対
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全国漁業共同組合連合会(=全漁連)の岸会長は27日、宮沢経済産業相を訪れ、福島第一原発で発生した汚染水を処理した後に残る水について、海に放出をしないよう申し入れた。
原子力規制委員会は今月21日、福島第一原発で発生している汚染水について、多核種除去設備(=ALPS)で放射性物質を処理した後、規制基準を満たしたものは2017年以降に海に放出するとの考えを明文化している。これについて全漁連の岸会長は27日、宮沢経産相を訪れ、海洋放出は、漁業者や国民の理解を得られないとして絶対に行わないよう求めた。
これに対し宮沢経産相は「安易な放出は行わない」と述べ、今後もその方針は維持する姿勢を示した。
汚染水は、ALPSで処理しても「トリチウム」という放射性物質は残り、最終的にどう取り扱うのかが課題となっている。