×

教育と生成AI 子どもの上手な向き合い方は

2024年7月27日 12:26
教育と生成AI 子どもの上手な向き合い方は

27日から「日テレこどもウイーク」。こどもに関する様々なテーマをとりあげます。27日は、教育と生成AI。子どもが上手に活用するための工夫を取材しました。

私たちが訪ねたのは、小学5年生の清水彩帆さん。タブレット端末で夏休みの宿題に取り組みます。

彩帆さん「紙の(宿題)はほとんどでない」

彩帆さんの学校では、授業に“生成AI”を導入。作文の授業では…

鈴木秀樹先生「今日はAIに書かせよう」
児童「いえーい!!」

どんな指示をすれば生成AIが適切な文章を作ってくれるのか。先生にもヒントをもらい、試行錯誤しながら学びます。

ただし、夏休みの宿題では…

彩帆さん
「先生に家では(生成AIを)使わないようにって言われている」

彩帆さんの母
「学校でだけ使っている分には安心」「自分で考えないっていうことはちょっとどうなのかなと」

子どもが自分で考えなくなることへの保護者の根強い不安。

実際に昨年度、読書感想文コンクールで生成AIを使ったケースが報告されました。

ただ、生成AIで作った「日本語の文章」を見抜くツールの開発はまだ道半ばなのが現状です。

こうしたなか、岐阜県の中学校が使っていたのは、「答えを教えない」生成AI。

たとえば数学の問題でも、答えではなく問題の解き方のヒントを示し、自分で考えることを促します。生徒も…

生徒「答えだけ知っても自分の学びにはならないのかな」

生成AIとどう向き合えば良いのか彩帆さんの学校の先生は…

鈴木秀樹先生
「ここは自分がやるところ、ここは生成AIに任せて楽をして、その分自分がこっちに力を注ぎたいとか。それを自分で見極める力をつけさせることが大事な段階なんだろうなと」