アメリカの投資ファンド「ベインキャピタル」は、雪国まいたけのＴＯＢ（＝株式公開買い付け）を２４日午後４時までに決定すると発表した。

　雪国まいたけは東証第二部に上場しているが、創業者である大株主と現経営陣の間で経営の混乱が続いている。雪国まいたけは投資ファンド「ベインキャピタル」によるＴＯＢに応じて、ベインキャピタルの子会社となった上で、経営の立て直しを図りたい模様。

　雪国まいたけの取引先銀行である第四銀行は担保権を行使して、筆頭株主である創業者やその関係会社の持つ雪国まいたけの株式約４０％を回収し、２４日、筆頭株主となる見通し。ベインキャピタルは第四銀行などの協力を得て、ＴＯＢで雪国まいたけの株式過半数が取得できると判断すればＴＯＢに踏み切る予定。