復活なるか?シャープ、経営再建計画を発表
経営再建中のシャープが14日午後、経営再建計画を発表している。シャープ東京支社前から安藤佐和子記者が伝える。
東京・港区にあるシャープ東京本社では、多くのメディアが詰めかける中、経営陣がシャープの新しい再建策を説明している。今回の重要なポイントは「組織改革」。シャープは、業績悪化の要因は「変化への機敏な対応力の弱さ」だと分析していて、事業ごとに、迅速に意志決定ができるよう、「カンパニー制」を導入する。さらに、金融機関から2000億円超の支援を得て財務基盤を強化する他、国内外合わせて約6000人の人員削減を行う。
この再建計画でシャープは復活できるのか。シャープといえば高品質な液晶パネルのイメージがあるが、この高品質な液晶の戦いでも、最近はライバルメーカーに負けてしまっている。その理由はまさに、変化に対応するスピード。特にスマートフォンのような分野では変化が速く、客のニーズ、ライバルの動きを予測し、先手を打たないと勝てない。今回の組織改革で、変化に強い会社になれるかどうかが復活に向けた鍵といえる。