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シャープ 新たな経営再建策を発表

2015年5月14日 22:18
シャープ 新たな経営再建策を発表

 シャープは14日午後、2200億円の巨額の最終赤字の発表と同時に、新たな経営再建策を発表した。

 シャープは主力の液晶事業の不振などから、2014年度の連結決算で2200億円余りの巨額の最終赤字に転落した。積み上がった損失を解消し、再スタートを切るため、金融機関から2000億円超の支援を受ける。

 シャープ・高橋興三社長「本当に今回が不退転の挑戦であると。大きな一つの、シャープ全体としての挑戦のときです。そのときに、もはや聖域はないと」

 シャープは国内で3500人の希望退職者を募る他、海外での不採算事業からの撤退、人員削減など効率化を図り、業績の改善を目指す。

 また、業績不振の要因は「変化への対応力の弱さ」だとして、市場のニーズや競合他社の動きの変化などに迅速に対応できるよう、事業ごとに迅速な意思決定が図られる社内カンパニー制を導入する。