×

軽スポーツカー復活 各社がシェア拡大競争

2015年3月30日 20:29
軽スポーツカー復活 各社がシェア拡大競争

 ホンダは30日、19年ぶりに軽自動車のオープンスポーツカーの復活を発表した。

 ホンダが来月2日に発売すると発表したのは、軽自動車のスポーツタイプ「S660」。2人乗りのオープンカーで、スポーティーなデザインに加え操作性に優れているのが特徴。開発責任者はホンダとしては史上最年少の26歳。

 ホンダS660開発責任者・椋本陵さん「車離れといわれる我々世代から車の楽しさを追求した『S660』をつくり上げ、車って楽しいんだぜというメッセージを世の中に、どストレートに発信していく志で開発してきた」

 ターゲットは、若者中心に幅広い層ということで、価格は198万円(税込み)からとしている。

 一方、スズキも今月、軽自動車の主力車種「アルト」にスポーツモデルを追加した。競争の激しい軽自動車市場では新たな需要の掘り起こしを狙い、さまざまなタイプが登場している。

 また、トヨタは30日、主力車種であるカローラの新型車を発表した。デザインをスポーティーに刷新した上、衝突回避システムなど複数の安全装備を採用した。

 国内の新車販売が伸び悩む中、各メーカーは新年度に向けしのぎを削っている。