トヨタとマツダ“相互補完”提携拡大で合意
トヨタ自動車とマツダが、環境技術など幅広い分野で提携を拡大することに基本合意したと発表した。
トヨタ自動車・豊田章男社長「どうしてもこの車が欲しいんだという車を造っていくには、同じ志を持った会社だなと」
マツダ・小飼雅道社長「トヨタさんは、地球環境保全やものづくりの将来に責任を果たされようという強い意志を持たれています」
両社はこれまでもHVエンジンの提供など協力関係にあったが、より一層関係を深める。トヨタは世界で先行しているFCV(=燃料電池車)の技術などをマツダに提供し、マツダはトヨタにガソリンやディーゼルの低燃費技術などを提供していく、といったお互いの強みを相互に補完していくことを目指す。
今後、両社で検討委員会を立ち上げ、環境技術や先進安全技術など幅広い分野で具体的な提携の合意を目指すとしている。世界各国の自動車メーカーに対する環境規制が厳しくなる中、新興国での今後の販売競争に勝ち抜きたい考え。