高所得者の年金半額へ 民間議員が提言
政府の経済財政諮問会議で19日、民間議員から、高所得の高齢者については基礎年金を半額にすることを検討すべきとの提案があった。
出席した民間議員の提案では、高齢化の実態を踏まえて高所得者の基礎年金はカットを検討すべきとしている。基礎年金の支給額の半分は税金でまかなわれているが、民間議員はこの税金分をカットして半額にすることを提案している。その分は地域の子育てなどに還元すべきとしている。
さらに医療費削減のため、新薬より安く効能が同じとされる後発医薬品の普及も進めることを提言している。具体的には、2018年度から、後発医薬品がある場合は新薬を使っても保険がきくのは後発医薬品の範囲内のみとすべきとしている。
ただ、高所得者を中心に負担増となるため、内閣府ではあくまで骨太の方針に向けた議論のたたき台としたいと話している。