28日、国立印刷局が新紙幣の準備作業を初めて公開しました。来年7月前半に発行されます。

公開されたのは来年発行予定の新紙幣の製造工程です。印刷し、ホログラムを添付、そして切り分ける作業の様子が初めてお披露目されました。

新1万円札は渋沢栄一、新5千円札は津田梅子、新千円札は北里柴三郎です。新紙幣はすかしの模様がさらに精密になっているほか、傾けると小さな図柄が変化する「3Dホログラム」技術を世界で初めて採用するなど、新たな偽造防止技術が取り入れられています。

鈴木財務相
「発行開始の時期を2024年7月前半をめどとしたい。私も初めて視察をさせていただいた。各工程で順調に準備が進んでいることを実感した」

新紙幣のデザイン変更は2004年以来20年ぶりで、来年7月前半から発行されます。