イオンと日本郵便 海外の物流で連携へ
イオンと日本郵便は8日、アジアを中心とした海外の物流で連携すると発表した。
イオンはオーストラリア・タスマニア産の牛肉を自社ブランドとして日本や香港、ベトナムなどで販売しているが、今後はその輸送の際に日本郵便傘下のオーストラリアの物流会社を活用するという。
これまでは複数の事業者に委託していたが、アジア圏に強い会社が一貫して担うことで輸送時間の短縮やコスト削減につながるとしている。
日本郵便は去年5月に海外での事業の拡大を狙ってオーストラリアの物流大手を約6000億円で買収したが、資源価格の下落などにより買収後の売り上げの落ち込みが目立っていた。そこで、イオンをはじめとした海外展開する日本企業と提携することで収益を増やしたい考え。