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パナマ運河拡張完了 輸送コスト削減に期待

2016年6月27日 14:20

 太平洋と大西洋を結ぶ物流拠点のパナマ運河の拡張工事が完了し、新たに液化天然ガスの輸送船が通過できるようになったことから日本にとっても、輸送コストの削減が期待される。

 中米のパナマ運河は今の運河に平行する形で2007年から運河を拡張する工事が行われ、26日に現地で記念式典が行われた。

 パナマ運河庁によると、通過できる船の幅が全長366メートル、幅49メートルまで拡大し、これまでと比べ3倍の積載能力を持つ大型船や液化天然ガスの輸送船も通過できるようになった。このため今後アメリカからシェールガスを輸入する計画の日本にとっては、アフリカや南米南端を経由するルートと比べ、輸送にかかるコストの削減が期待されている。