資源価格下落 丸紅1200億円の損失計上
資源価格の下落を受け大手商社の業績悪化が続いている。
丸紅は18日、2015年度のグループ全体の決算に、1200億円の損失を計上すると発表した。これに伴い2015年度の最終利益は、これまでの予想の1800億円の黒字から600億円の黒字に引き下げられた。
資源価格が下落していることから、チリの銅事業やオーストラリアの鉄鉱石事業で、資産価値を引き下げ、減損処理を行ったことなどが主な原因。
大手商社では、三井物産や三菱商事が2015年度、最終赤字となる見通しを発表していて、資源価格の下落が商社の業績に打撃となっている。