日本マクドナルド決算 上場以来最大の赤字
日本マクドナルドホールディングスが9日に発表した去年1年間の決算は、上場以来、最大の赤字となった。
日本マクドナルドが発表した去年1年間のグループ全体の決算は、売上高が前の年に比べて約15%減少し、1894億円だった。また、最終損益は347億円の赤字となった。これは、上場以来最大の赤字。異物混入問題の影響で、一時客足が減ったことや、店舗閉鎖の費用がかさんだことが主な要因。
今後の見通しについては、4日に発表された先月の既存店売上高が去年に比べて35%伸びるなど、着実に回復傾向にあるとしており、今年の業績は黒字化する見込みだとしている。
一方、マクドナルド本社が日本マクドナルドの株式売却を検討していることについてカサノバ社長は「戦略的なパートナーが見つかれば、売却を模索するということだ」と述べるにとどまった。