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NY株反発 ECB金融緩和に安心感広がる

2017年10月27日 7:36

 26日のニューヨーク株式市場は、ECB(=ヨーロッパ中央銀行)が発表した金融緩和の縮小策が予想より緩やかだったことを受けて、安心感が広がった。さらに好決算を発表した企業が中心となって買われ、ダウ平均株価は70ドルあまり値を上げている。

 26日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から71ドル40セント値を上げ、2万3400ドル86セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は7.12ポイント下げて、6556.77で取引を終えている。

 注目されていたヨーロッパ中央銀行の金融緩和縮小策は、資産購入期間の延長が決まり、「緩やかなものになる」との見方が広がった。株式市場への資金流入が続くとの見通しから、買いが優勢となっている。

 またこの日も、好決算を発表した化学大手のデュポンなどが中心となって買われ、市場を後押ししている。一方ナスダックは、バイオ関連株が続落したことで指数を下げる形になった。

 市場関係者は「きょうの取引終了後に発表されたIT大手のアマゾン・ドットコムやマイクロソフトの決算は好調で、あすはナスダックも反発が予想される」と話している。

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