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金融庁 総務相側に伝えた職員らに厳重注意

2018年8月7日 21:39
金融庁 総務相側に伝えた職員らに厳重注意

野田総務相が、朝日新聞が金融庁に対し情報公開請求したことを第三者に漏らした問題で、金融庁は、野田総務相側に、「情報を請求したのが朝日新聞」であることを伝えた職員ら4人を厳重注意処分とした。

麻生金融担当相「不適切な行為が認められたので、本日、関係者の処分を行った」

金融庁が厳重注意処分を行ったのは野田総務相側に「野田大臣に関係する情報公開を請求したのは“朝日新聞”だ」と伝えた職員と、その上司らあわせて4人。職員らは、情報公開を求めてきた個人の名前は、伝えないようにする必要があるものの、会社名はむしろ「伝えるのが当然」だと認識していたという。

金融庁は、開示請求者に関する情報を伝えることは、情報開示請求の萎縮につながる恐れがあるなど、法の主旨に沿っておらず、国家公務員法上の信用失墜行為にあたると認定した。

今後、研修などを通じて全職員に周知徹底を図るとしている。