×

世界的なデジタル化 日本は…経団連が議論

2019年7月19日 23:44
世界的なデジタル化 日本は…経団連が議論

経団連に加盟する大企業のトップらが会合を開き、ビッグデータやAIなど、世界で急速にデジタル化が進む中で、日本が競争力を高めていくための課題などを議論した。

経団連は、長野県の軽井沢で2日間にわたり夏季フォーラムを開催し、日本が競争力を高めるための課題や方策について議論し、今後取り組むべきことをまとめた。

「データ規制」のテーマでは、世界的にデータの流通量が増えていく中で、データを有効活用するために日本にあったルールはどのようなものにすべきかなど話し合った。

また、デジタル化の促進については、全国で、数多くの「実証実験」が行われているものの、実験を経て実用化に至る「実装」は少ないとして、これを促進、拡大していけるよう取り組むことが確認された。

また、人材育成については、いったん社会に出たあとに学び直す「リカレント教育」について、これからは企業も積極的に導入し、従業員が社外で学び直しができるように制度を整える必要性を共有した。

経団連は、AI、IoT、ビッグデータなどを活用して、社会課題を解決する事業を行うことが企業の競争力強化にもつながるとしていて、今後もこうした取り組みが実現できるような政策提言をしていく方針。