秋葉原のシンボル“肉ビル”「肉の万世」本店が閉店へ 常連客「悲しい」
秋葉原のシンボルのひとつとして知られる「肉の万世」本店が、来月で閉店することが発表されました。
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国内外から人が集まり、最先端をいく街・秋葉原。そこで30年以上、変わりゆく街を見守ってきたビルがあります。「肉の万世」本店です。ステーキやハンバーグなどを出す洋食店が20日に発表したのは…
ホームページより
「肉の万世 秋葉原本店は2024年3月31日(日)をもちまして閉店させて頂く事になりました」
来月いっぱいで本店が閉店することになったのです。
20日午後、店の前では、写真を撮っている人がいました。
撮影していた人
「まさか、万世がなくなっちゃうってびっくりです。ここが秋葉原の入り口であり出口の印象があったので、なくなったら寂しいですよね」
「上京したときに最初に両親と食べたレストランがここでしたので」
それぞれの思い出を胸に訪れていました。
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70年以上前の1949年に創業した「肉の万世」。1991年には今の本店となり、多くの人に“肉ビル”の愛称で親しまれてきました。しかし、建物の老朽化などもふまえて本店の閉店を決めたということです。
最後にと、思い出の味を食べに来た人もいました。
客
「ハンバーグです。ほんと、今までおいしいお肉をありがとうございました」
よく通っているという男性のお気に入りもハンバーグでした。
常連客
「ハンバーグ好きの聖地。ここ(本店)が好きなんですよ。ここの窓際に座って、アキバの街を見ながら食べるのが大好きだったので、悲しくなっちゃう」
多くの人に愛された本店。閉店の知らせの中に隠されたメッセージがありました。文章を縦読みすると、「いままでありがとう」と読むことができるのです。
本店は閉店となりますが、来月末には近くに別の店舗がオープンするということです。