保険金の不正請求で問題となっているビッグモーターが来月、東京・六本木から多摩市の店舗に本社を移転することを発表しました。

「ビッグモーター」の店舗前で街路樹が枯れるなどしていた問題を巡っては、警視庁と神奈川県警は15日午前、港区の六本木ヒルズにあるビッグモーター本社に、器物損壊の疑いで家宅捜索に入りました。

一方、ビッグモーターは先ほど、本社を六本木ヒルズから東京の「多摩店」に移転することをホームページ上で発表しました。また、本社機能の一部を横浜市の「東神奈川店」に移すとしています。

移転日は来月1日を予定しており、ビッグモーターは移転の理由について「経営合理化を図るため」としています。関係者によりますと、ビッグモーターは15日夜にも移転作業を始めるということです。

ビッグモーターは14日、都内で銀行団と2回目の会合を行っていて、資本提携も含めた抜本的な経営再建を目指す方針を伝えています。