中古車販売大手のビッグモーターが損害保険会社に保険金を不正に請求していた問題で、2011年以降、損害保険ジャパンがビッグモーター本体へ合わせて37人の出向者を出していたことが分かりました。

損害保険ジャパンは2011年以降、ビッグモーターの営業部門や板金塗装部門などに合わせて37人の出向者を出していました。中には不正行為が多く確認されている時期に板金塗装部門の担当部長を務めていた出向者もいたということです。

これまで損保ジャパンは「不正を認識していた出向者はいない」と説明していますが、「なぜ水増しした請求を見抜けなかったのか」などと責任を問う声も上がっています。

関係者によりますと、今後、損保ジャパンは外部弁護士など第三者による調査も検討しているということです。