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神田財務官が市場をけん制 円相場“過度な変動は国民生活に悪影響”

2024年4月30日 9:35
神田財務官が市場をけん制 円相場“過度な変動は国民生活に悪影響”

外国為替市場で29日、円相場が5円以上円高に進み、政府・日銀が介入に踏み切ったのではとの見方が広がっています。財務省の神田財務官は、「過度な変動が投機により発生すると、国民生活に悪影響を与える」などと市場をけん制しました。

外国為替市場で29日、円相場が一時、節目となる1ドル=160円を突破した後、一転して5円以上円高に進み、市場では政府・日銀が為替介入を行ったとの見方が広がっています。

これを受け、財務省の神田財務官は30日朝、記者団の取材に応じ、「介入の有無を私から申し上げることはない」と話した上で、「来月末にはしっかりとディスクローズ(開示)されるよう手配する」と強調しました。

また、円安の影響については、「輸入価格(の上昇)は、いまは明らかに為替の影響が大きい」とした上で、「投機によって為替の過度な変動が発生すると国民に影響を与えるので、しっかりと対応しなければならない」と市場をけん制しました。