タレントの中居正広さんと女性の間のトラブルについて、一部週刊誌でフジテレビ社員の関与が報じられたことなどをめぐり、フジテレビで放送するCMの差し替えなどを決めた企業は、少なくとも37社に上っています。

多くの企業が理由について、「一連の報道を勘案し、総合的に判断した」としています。

保険では、日本生命とアフラック生命がCMを差し替えていて、いずれも理由の1つに先日の会見を挙げています。

また、第一生命と明治安田生命も、スポンサー番組のCMを当面の間差し替えるとしています。

東京海上日動あんしん生命とイーデザイン損保も20日からCMを差し替えていて、期間は未定ということです。

花王は18日から、資生堂は20日午後から、ライオンは20日朝からCMを差し替えていて、「会見を含め、総合的に判断した」としています。

自動車では、トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車、スズキ、ダイハツがフジテレビで放送するCMをACジャパンに差し替えています。

三菱自動車は今週からCMを差し替え、マツダも当面の間、CMを差し替えるとしています。

食品・飲料では、サントリーホールディングス、キリンホールディングス、サッポロビールがCMを差し替えています。

また、アサヒグループホールディングスは20日午後6時から、日本マクドナルドも20日以降、順次CMを差し替えるとしています。

流通・小売などでは、Uber Eatsが20日からCMを差し替え、セブン＆アイ･ホールディングスも20日午後からCMを差し替えています。ローソンや楽天グループも20日に差し替えることを決めました。また、イオンは21日からCMを差し替えるとしています。

一連の問題を受けて、企業がフジテレビで放送するCMを差し替えるなどの動きがさらに広がっています。