石破政権“大規模補正予算”をけん制…財政審で予算編成議論始まる
国の財政について財務大臣に提言する「財政制度等審議会」が来年度の予算編成にむけた議論をスタートしました。
会議では発足して間もない石破政権に対して財政規律を求める意見が相次ぎました。
石破首相は、デフレ脱却を最優先に成長型の経済を実現しながら、財政状況の改善を進めていきたいとしています。
こうした中、石破首相が15日、経済政策のための補正予算について去年の13兆円を上回る規模にするとの考えを示したことについて委員からは「必要性を十分に精査の上、有効な政策を積み上げていくことが重要だ」という声が上がったということです。
また、政府が目標にしてきた、基礎的財政収支=プライマリーバランスの黒字化について、「まずは来年度を目指すべき」との意見も出たそうです。
審議会は今後、各テーマごとに議論を行い、来月にも意見をとりまとめます。