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【現地ルポ】EV「世界一」の会社…BYDの本社が大胆だった

2024年4月30日 16:23
【現地ルポ】EV「世界一」の会社…BYDの本社が大胆だった

北京モーターショーでトヨタが共同開発したバッテリーEVを公開するなど、注目を集める中国の自動車メーカー「BYD」。日本にも販売店が続々進出しているが、中国の本社を尋ねると、驚きの「実験」が行われていた。

東京で「ジャパンモビリティショー」が開催されていた去年10月。中京テレビ「キャッチ!」のカメラは中国へ。

どこまでも続く青いラインの入った工場の建物。車列を抜け、見えてきたのは「BYD」の看板。広東省の深圳(しんせん)にある本社だ。

製造中の車だろうか。自動車メーカーらしい光景が広がる構内。高い屋根の建物が見えてきた。本社に併設されたショールームだ。

最新の車両や技術、各国で取得した特許の数、会社の歴史などを誇る展示のほかに、目立つのは電池に関する展示だ。

バッテリーメーカーとして創業し、電気自動車への参入で一躍世界有数のメーカーに成長したBYD。極めつけなのが・・・

バッテリーに釘を貫通させる実験。一方が発火したのに対し、BYDの「ブレードバッテリー」は発火や破裂を起こさないとアピールしているのだ。本社のショールームの中で、世界各国の取引先や来場者の目の前で、火と音を使って見せつけるような仕掛け。

高級路線だけでなく、日本円で約160万円の低価格帯の車を投入するなど、価格競争の激化にも拍車をかけている。

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