物流の人手不足の解消に向けてロボットが公道を自動で走行して商品を配送する実証実験が行われました。

２９日、名古屋市内で愛知県が行ったのは、自動配送ロボットを活用した公道走行による近距離配送の実証実験です。

岐阜県可児市から高速路線バスで栄のバス停まで輸送されたいちごを市販されているロボットが配送先の商業施設、「マルエイガレリア」まで約1キロの歩道や横断歩道を走行し安全性の確認や街の人たちに受け入れられるかなどを検証しました。

実証実験では、ロボットが歩行者や信号を検知し安全に走行。歩行者の顔を認識し、走行中に笑顔で挨拶をするなど、かわいらしい表情をうかべながら約15分かけて商業施設に到着しました。

愛知県は、自動配送ロボットが、近距離配送を担う実証実験に取り組み、早くても1年後の実用化を目指していて物流の人手不足の解消につなげたいとしています。この実証実験は３月１日も行われます。