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2025年の福島県内経済は「晴れ?曇り?それとも…雷?」経済関係者に聞く!

2025年1月7日 18:45
2025年の福島県内経済は「晴れ?曇り?それとも…雷?」経済関係者に聞く!

2025年も本格的に動き始めましたが、今年の景気はどうなるのか?それぞれの企業のトップに県内経済の見通しを天気に例えてもらいました。1月6日に福島市で開かれた新年市民交歓会。企業の代表など県内の経済をけん引する約500人が参加しました。

デフレ脱却と賃上げがカギ 金融業界は「晴れ予報」

まずは東邦銀行の佐藤頭取です。佐藤頭取は県内経済の見通しを「晴れ予報」としました。

■東邦銀行 佐藤稔 頭取
「今年は多分、今まで続いてきたデフレという状態から完全に脱却できる年になるのではないかなと思っております。そうなってほしいなと思っています」

「物価の上昇というのは続くものだと思っております。大事なのはやはりそれを超えるような『賃金の引き上げ』などが少しずつ広がっていくのかどうか、というところだと思います。今年は、マインドチェンジそういう年になれば」

流通業界は「曇り予報」そのワケは?

流通業界では、ダイユーエイトの浅倉会長を取材。県内経済の見通しを「曇り予報」としました。

■ダイユーエイト 浅倉俊一会長
「やはり円安・物価高で、消費が大変落ち込んでましたね。今年も相当な物価が高騰するんじゃないかなと。買い控えが進んで、経済はあまり活性化しないんじゃないかなと思ってます」

農業分野は「晴れ予報」

続いて農業分野です。JAふくしま未来の数又組合長は、県内経済の見通しを「晴れ予報」としました。

■JAふくしま未来 数又清市 代表理事組合長
「日本一の産地作りをしたい、こんな思いを込めています。我々、生産コストも非常に上がっています。したがって、消費者の方それは理解をしていただきたい。」

観光業は明るい希望を実感!「晴れ予報」

次に観光分野です。土湯温泉の旅館「山水荘」の渡邉社長は、観光業に明るい希望を感じていて県内経済の見通しを「晴れ予報」としました。

■山水荘 渡邉利生社長
「海外のお客さんたくさん来て・喜んでもらっているし『福島は良いところだね』と帰っていくのが非常に印象的なので、頑張ればその流れは大きくどんどん増やしていけるかなと思ってます」

「これから地方にそういったお客さんが来たときに、きちんと「福島が良いところ、また来たいね」と思ってもらえるのは、我々の心意気の問題じゃないかなと思うので、頑張っていく年にしたいですね」

どうなる福島駅前再開発 県内経済への影響は?

最後に、福島商工会議所の渡邊会頭です。福島駅前のにぎわいづくりが課題になるなか、県内経済の見通しを「曇りのち晴れ」と予報しました。

■福島商工会議所 渡邊博美会頭
「非常にマイナス面も多いんですけれども後半にはおそらく乗り越えて盛り返すということで後半は晴れ」

「(駅前の再開発について)市民の声を一生懸命反映しながら計画が出来上がってきていますので、未来につながる街づくりになるようなそういう風にしていきたい」

最終更新日:2025年1月7日 18:45
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