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【VIP集結】TSMC工場開所式 「自然と共生」排水処理やリサイクル設備を公開

2024年2月26日 18:37
【VIP集結】TSMC工場開所式 「自然と共生」排水処理やリサイクル設備を公開
台湾の大手半導体メーカーTSMCが日本で初めて菊陽町に建設した工場で24日、開所式が行われました。国はTSMCに対し、年内に着工するとみられる第2工場とあわせて最大で1兆2000億円の財政支援を行うと発表しました。

■松本茜記者
「きょう開所式が行われるTSMCの熊本工場前には、国の内外から多くのメディアが集まっています」

■台湾のテレビ局
「台湾では、TSMCは国を守る山と言われている。初めて開所するのがこちらなので意味が大きい」
■見に訪れた人
「台湾人なんですけど、貴重な日なので中には入れないが、台湾人として一緒にお祝いしたい」

TSMCのマーク・リュウ会長とシーシー・ウェイCEOが待っていたのは、TSMCの創業者、モリス・チャン氏です。半導体の受託生産を行う「ファウンドリ業界」の先駆者として、世界トップシェアの企業に成長させた人物です。

TSMCとして中国、アメリカに次いで3か国目の工場進出となる今回。
■松本茜記者
「多くの報道陣が集まるセレモニー会場に、関係者も続々と入ってきています。まもなくセレモニーが始まります」

海外を含め、集まった報道陣は100社以上。カメラの先に現れたのは、ソニーグループの吉田憲一郎会長やトヨタ自動車の豊田章男会長。TSMCの工場を運営する子会社「JASM」に出資する日本企業の関係者が顔をそろえました。

第1工場では、今、日本で生産されていない回路幅が12ナノから28ナノの「先端ロジック半導体」を製造する予定です。

■TSMC創業者モリス・チャン氏
「2019年に経産省から工場設立のお招きをいただき、実現に至ったことを感慨深く思う。日本における半導体製造のルネサンスの始まりになると期待している」

岸田首相はビデオメッセージで、TSMCが熊本県内への建設を発表した第2工場に対し、新たに財政支援を行うと発表しました。

その規模について、齋藤経済産業相は…。
■齋藤健経済産業相
「最大助成額として7320億円として、5G促進法に基づく計画認定を行った」

完成した第1工場への助成金最大4760億円に加えて、第2工場には新たに最大で約7320億円の財政支援を行う方針を明らかにしました。

熊本県民テレビのニュース