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『備蓄米』販売に向けた準備進む、コメの価格は変化するのか(宮城)

2025年4月7日 10:15
『備蓄米』販売に向けた準備進む、コメの価格は変化するのか(宮城)

コメをはじめとした物価高騰の波が生活に押し寄せる中、宮城県内のスーパーなどでは『備蓄米』の販売に向けた準備が進んでいます。
コメの価格に、変化は出るのでしょうか?

7日午前。
県内の業者に運び込まれたのは、政府の備蓄米。
JA全農が落札した備蓄米の一部で、2024年産のコメ約40トンです。

搬入した卸売業者によりますと、この備蓄米は宮城県内産のひとめぼれが中心だということです。
この後精米され、早ければ来週中にも県内のスーパーなどで販売される見通しです。

一方、仙台市内のスーパーです。
7日午後に取材に訪れると、店内に在庫は十分確保され一時期の品薄状態は解消されているように見えました。
価格を見てみると、5キロで4000円前後の商品もありました。

消費者
「高いですね。おコメ大好きなので、食べれば食べるだけ家計を圧迫するのでつらいです」
「政府で何とかできないかしら、いくらかでも安くなれば、ブレンド米でも」

みやぎ生協によりますと、数量や銘柄は公表しないものの早ければ来週にも県内の49店舗で備蓄米の販売を始める方針です。

備蓄米の入荷の見通しが立った時点で、一部商品の価格はすでに下がっていて、消費者の不安を払拭したいとしています。

こうした中、全国の生産者などを対象に、毎月コメの価格見通しなどを調査している米穀安定供給確保支援機構は、先週『向こう3か月』の見通しを発表しました。

それによりますと、100に近づくほど高いことを示す指数が「55」と、前月から1ポイント増えていて、横ばいの結果となっています。

備蓄米の販売は、私たちの生活にどう影響するのか?
今後の価格動向に注目です。

最終更新日:2025年4月7日 10:15
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