「中はひんやり、天井7メートル近くまで…」コメ高騰受け3月放出予定の『備蓄米』、厳重管理の保管倉庫にカメラ(宮城)
1月の消費者物価指数でも値上がり傾向が続いているのが、コメの価格。
コメ高騰を受けて、農水省が3月半ばに放出すると発表した『備蓄米』は、宮城県内の倉庫にも保管されています。
厳重に管理されている保管倉庫にカメラが入りました。
安斎アナウンサーリポート
「倉庫の中は、ひんやりとしています。1年を通して一定の温度・湿度に管理された中、天井7メートル近くまで備蓄米が重ねられています」
農林水産省が、民間企業に委託した宮城県内にある政府の備蓄米の倉庫です。
場所は非公開ですが、広さ300坪の倉庫内に約2000トンの玄米が保管されています。
倉庫の内部は、年間を通して室温は15度以下、湿度は60〜65%に保たれ、米の温度は毎日計測し徹底的に品質管理されているということです。
江藤農水大臣
「販売数量は21万トンとします。これは流通が滞っている、スタックしている状況を何としてでも改善したいという、強い決意の数字だと受け止めていただきたい」
農林水産省が放出する『備蓄米』は、2024年生産されたコメを中心におととし2023年のコメも加えた21万トンです。
業者の入札を経て、早ければ3月末~4月にかけて、放出された備蓄米が店頭に並ぶ見通しです。
こちらの倉庫に保管されたものが、今回の放出の対象になるかは決まっていませんが、『備蓄米』は県内の倉庫でも厳重に管理されています。