カンボジアで特殊詐欺させるため少年連行か…仙台市の男を起訴、連行された少年も特殊詐欺に関与で逮捕
カンボジアで特殊詐欺に関わらせようと、宮城県内の当時10代の少年を連行したとして、仙台地検は仙台市宮城野区の男を起訴した。
また、連行された少年はカンボジアで特殊詐欺事件に関与したとして、去年逮捕されていたことが新たに分かった。
少年を海外に連れ出す目的で連行した罪で起訴されたのは、仙台市宮城野区岩切の自営業・髙橋卓冬被告(23)。
起訴状などによると、髙橋被告は 去年仲間の少年と共謀し、カンボジアで特殊詐欺に関わらせる目的で、宮城県内の当時10代の少年を東京駅まで連行した罪に問われています。
高橋被告は「行先は韓国で、3日間で帰ってこれる。金を買ってくるだけでいい」などとウソをつき、東京駅までは新幹線を利用したとみられています。
また、捜査関係者によると、カンボジアに連行された県内の少年は、現地で警察官を装って電話をかける特殊詐欺事件に関わったとして、去年10月 日本国内で逮捕されていたことが新たに分かった。
髙橋被告と同じ容疑で逮捕されていた2人の少年については、仙台地検は当時19歳の少年を不起訴に、当時15歳の少年については家裁送致の処分としたことを発表している。