「コストコ」開業へ着々 工事の進ちょく率50%に 労働局は安全パトロール 山梨
南アルプス市に開業を予定している会員制スーパー「コストコ」が来年4月のオープンに向けた準備を着々と進めています。建設工事の進ちょく率は約50%となっていて、4日は山梨労働局が現場を視察し、工事の安全などを確認しました。
中部横断道南アルプスICの南側、旧完熟農園跡地で建設工事が進んでいるのは「コストコホールセール南アルプス倉庫店」です。売り場面積は約1万平方メートル。すでに外装工事はほぼ終わり、現在は内装工事が進められています。
工期は4月20日までとなっていますが、南アルプス市の金丸一元市長は3日、「4月11日に開業すると聞いている」と述べていました。
原忠彦 作業所長
「極力お客様の要望に答えて前倒しというのは努力していきたいが、オープンを早めることについてはその引き渡しも早めていかなければならないので、今後協議していくつもりでいる」
一方、コストコホールセールジャパンは取材に対し「現在、工事中でスケジュールが変わる可能性もある。現時点でオープン日については答えられない」としています。
こうした中、年末年始にかけて忙しくなる建設現場の労働災害を防ごうと、山梨労働局は「コストコ」の建設現場をパトロールしました。パトロールでは転落防止のため安全帯の使い方や重機の通路を確保しているかなどを確認していました。
山梨労働局 小林順一 労働基準部長
「年末だからということで慌てることなく、無事作業を終えてご自宅に帰られるようにということをアピールしたい」
山梨労働局によりますと、県内では今年、労災事故で4人が死亡していて「作業が増える年末年始は、特に事故に注意してほしい」と呼びかけています。