早くも年末年始に向けた商戦がスタートです。カニやマグロなどおせち料理に使う海産物の展示会が8日、甲府市地方卸売市場で開かれました。

吉岡キャスター
「展示会の会場にはおせち料理に欠かせないズワイガニや山梨県民が大好きなマグロなどがずらりと並んでいて、見ているだけで気分が高まります！」

　展示会にはカニやホタテなど約1000点が展示され、訪れたバイヤーや仲卸業者らが品定めをしていました。

　そこで、今年の海産物の傾向について魚のプロに聞きました。

甲府中央魚市 河野裕次さん
「海水温の上昇により新巻鮭が値上がり傾向。いくらも10～20％の価格上昇が見込まれる」

　さらに中国で消費が増えているタラバガニも去年と比べ3割ほどの値上がり傾向です。

　一方で、海水温などの影響を受けにくい養殖物が価格が安定していて狙い目だということです。

吉岡キャスター
「スペインで養殖された本マグロをいただきます。上品な脂が口の中いっぱいに広がってこれはおいしいですね」

　展示された海産物などは師走に入ると順に店頭に並ぶ予定です。