EU、アメリカへの報復関税を発表

EU=ヨーロッパ連合は12日、アメリカがEUからの輸入品に関税を課したことに対し、報復関税を課すと発表しました。
アメリカのトランプ政権は、EUから輸入される鉄鋼やアルミニウムに、12日から25%の関税を課しています。
この措置について、EUのフォンデアライエン委員長は、深く遺憾に思うとし、対抗措置を行うと発表しました。アメリカが280億ドル相当、日本円でおよそ4兆1500億円の関税を課すことに対し、EUは、260億ユーロ相当、日本円でおよそ4兆2000億円の相応の報復関税を4月1日から段階的に導入するということです。
ただ、関税は企業や消費者に悪影響であり、EUでもアメリカでも誰も望んでいないとし、アメリカと協議を再開する用意があるとしています。
これについて、トランプ大統領は「もちろん対抗措置をとる」と述べ、報復を行う考えを示しています。
最終更新日:2025年3月13日 5:57