「コンテナホテル」と災害協定 被災地に移動し宿泊施設に活用 市民の避難生活を支援 山梨・中央市
貨物の輸送に使うコンテナを客室として利用したホテルが中央市に10日、オープンします。
災害時には移動可能な宿泊施設として活用でき、運営会社と市は災害協定を結びました。
「コンテナホテル」として中央市山之神にあさってオープンするのは、「HOTEL R9 TheYard 山梨中央」です。
普段は主にビジネス客やレジャー客が利用するホテルですが、トレーラーを使えば簡単に移動が可能で、被災地での宿泊施設などに活用できます。
8日は運営会社の「デベロップ」社と中央市が コンテナホテルに関する災害協定を結びました。
協定では災害発生時、デベロップ社が中央市に優先的にコンテナホテルを提供し、市民の避難生活をサポートするとしています。
中央市 望月智 市長
「中央市は大きな河川に囲まれた街でもあるので、水害に強い災害に強い街づくりに踏み出せたのかなと感じている」
コンテナホテルを運営する株式会社デベロップ 楠原誠二 専務取締役
「体の不自由な方、小さな子どもがいて夜泣きをするとか、そういった被災者には優先的に施設に入っていただき、安心して生活してもらえる環境を災害の翌日から実現できるのは理想だと思っている」
デベロップ社はすでに全国146の自治体と災害協定を結んでいて、他県からのコンテナの派遣も可能だということです。