コメ不足ようやく解消も…5キロで3000円超「去年より高い」 流通量が十分でも価格の高止まり続く
新米が流通し、コメ不足は解消されつつありますが、価格の高い状態が続いています。ある店舗では、去年は5キロで2310円だったのが、今年は3285円となっています。なぜ高くなっているのでしょうか。
一時は店頭から消えていた日本の主食、コメ。今シーズンの新米が流通し、コメ不足は解消されつつありますが…
買いに来た人
「(価格を)上げても買うじゃないですか。だから、その流れで高いのかな」
「米騒動からの今新米の価格なので、感覚がちょっとバグってしまっている。言われたら(新米の価格は)去年より高いな」
8日公表されたコメの需給動向を数値化したデータは、9月、前の月に比べ11ポイント下がり、実に1年5か月ぶりに緩和に向かっています。
こめまつ南野米穀・南野十八さん
「倉庫なんですけど見てくれたら」
こちらの店の倉庫には、天井の近くまでコメが積まれていますが……。
今年8月に取材した時は、この半分以下しかありませんでした。
こめまつ南野米穀・南野十八さん
「(Q:ホッとしていますか?)そうです。これからますますどんどん(コメが)入ってきますので、しっかり商売します。良かったです」
ただ懸念も残されたままです。流通量が十分でも、価格の高止まりが続いているというのです。
こめまつ南野米穀・南野十八さん
「1俵(60キロ)あたり1万円くらいの値上がりになっているので、これ1本で5千円くらいの値上がりですね。消費者の人も買いやすい価格、許される範囲内の価格に(なれば)」
「(Q:ちょうど間に?)大変ですよね。しんどいです。年々、細っていきます」
コメの値段は、今後も高いままなのでしょうか。