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山形県内で今年山菜採りやキノコ採りの遭難計19件 遭難者の平均年齢76.5歳

2024年10月9日 18:09
山形県内で今年山菜採りやキノコ採りの遭難計19件 遭難者の平均年齢76.5歳

山形県内では10月に入り、キノコ採りの遭難が相次いでいます。上山市と山形市の山に入り、7日から行方不明になっていた男性2人はいずれも発見されましたが、8日夜までにそれぞれ死亡が確認されました。キノコ採りでの死者は今シーズン初めてです。

亡くなったのは山形市蔵王成沢の農家の男性(74)と山形市新開1丁目の無職の男性(72)です。
警察の調べによりますとこのうち74歳の男性は7日早朝、上山市小穴の山にキノコ採りに入ったまま戻らず、捜索の結果、8日正午前に山中で心肺停止の状態で発見され、その後、死亡が確認されました。目立った外傷は無かったということです。
一方、72歳の男性は7日、山形市山寺の山中にキノコ採りのため入ったまま帰宅せず、8日午後2時過ぎ、沢の中で発見され、その後、死亡が確認されました。男性の頭部にはけががあり、警察は男性が沢に滑落した可能性があるとみて調べを進めています。
県警によりますと県内で今シーズンに発生した山菜採りやキノコ採りの遭難は合わせて19件で、遭難者の平均年齢は76.5歳となっています。キノコ採りの遭難は10月だけで3件相次いで発生しており、死者が出たのは今シーズン初めてです。
県警の担当者によりますと遭難者の中はキノコ採りの最中に携帯電話を落とさないよう車の中に置いていくケースもあるということです。また、キノコ採りの遭難は採る場所を他の人に伝えていないことも多く、捜索が難航する要因となっています。
県警の担当者は山に入る際は携帯電話と防寒具を必ず持参するよう呼びかけています。

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