内戦のスーダン避難民が来日“和平対話の場を日本につくってほしい”
去年4月から内戦が続くアフリカ・スーダンの避難民が来日し和平にむけた対話の場を日本につくってほしいと述べました。
1万5000人が死亡したと推計されるスーダン内戦では、性暴力や食料不足など人道危機が懸念される中、国際社会の関心は低く、“忘れ去られた紛争”と言われています。
今回、NPOの招きで来日したのは、九州の高校に3年間留学した経験もあるゼインさんです。去年4月に国軍と民兵組織が衝突し、内戦に突入した際、ゼインさんはウガンダに避難し、現在はドバイで暮らしています。ゼインさんは和平に向けた対話の場を日本につくってほしいと述べました。
スーダン避難民・ゼインさん
「日本は私の心のふるさとです。日本が2人(軍と民兵組織のトップ)呼んで、日本からそういう話があれば本当にありがたい」
UNHCR(=国連難民高等弁務官事務所)によりますと、これまでに860万人が家を奪われ、180万人が周辺国に避難したということで、国際的な支援の強化が求められています。