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「ラファ避難民退避の準備に数週間の可能性」現地メディア報じる

2024年2月21日 6:30

イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区南部のラファに対し、地上作戦を強行する構えを見せる中、避難民を退避させるため、準備に数週間かかる可能性があると現地メディアが報じました。

イスラエル軍は、イスラム組織ハマスの「最後の拠点」があるとして、パレスチナ自治区ガザ地区南部のラファへの地上作戦を強行する構えを崩していません。

こうした中、イスラエルメディアによりますと、ラファで暮らしている140万人以上の避難民などを退避させるため、地上作戦の準備には数週間かかる可能性があると軍の幹部が明らかにしたということです。

イスラエルメディアは、来月10日ごろから始まるイスラム教の断食月・ラマダンまでに地上作戦を開始するのが難しいことを意味していると指摘しています。

一方、イスラエルの戦時内閣のメンバー・ガンツ前国防相は、ラマダンまでにハマスが人質を解放しなければ、ラファでも攻撃を行うと述べていて、国際社会の懸念が強まっています。