ラファ地上作戦、民間人の退避後に攻撃進める ネタニヤフ首相
パレスチナ自治区ガザ地区南部のラファに対し、地上作戦を行う構えのイスラエルのネタニヤフ首相は14日、民間人の退避後に攻撃を進めると述べました。
イスラエル軍は、イスラム組織ハマスの「最後の拠点」があるとして、ラファへの地上作戦を行う構えを見せています。
ラファにはイスラエル軍の指示に従い、北部などから避難してきたおよそ140万人がテントなどで暮らしていて、WHO(=世界保健機関)は14日、「これほどの人口密集地での軍事作戦は、計り知れない大惨事になる」と強い危機感を示しました。
国際社会から被害拡大への懸念が高まる中、ネタニヤフ首相は14日、自身のSNSで「我々は完全な勝利を得るまで戦う。民間人の退避を認めた後、ハマスへの攻撃を開始する」と投稿しました。
一方で、民間人がどこに退避できるのかについては明言していません。