プーチン氏が勝利宣言 ウクライナ侵攻継続の姿勢を改めて示す ロシア大統領選挙
開票が進むロシア大統領選挙で、プーチン大統領が17日、勝利を宣言しました。次の任期の主要課題もウクライナでの軍事作戦だと述べ、侵攻継続の姿勢を改めて示しました。
プーチン大統領「国民の信頼のもと、すべての任務を確実にこなし、すべての目標を確実に達成するために全力を尽くす」
プーチン大統領は17日、自身の選対本部で勝利を宣言し、「私の勝利でロシアはより強くなれる」と述べました。
71歳のプーチン大統領は5期目の当選となり、憲法上、2036年、83歳まで続投が可能です。
また、演説の中で、ウクライナでの軍事作戦の目標達成が、次の任期中の主要な課題だと表明しました。戦場ではロシア軍が主導権を握っていると自信を示し、侵攻継続の姿勢を改めて強調した形です。
また、先月死亡した反体制派指導者・ナワリヌイ氏の名前を呼ぶ異例の発言もありました。その死について、「悲しい出来事だ」とした上で、死亡前、囚人交換での釈放に合意していたと明らかにしました。
17日正午には、ナワリヌイ氏陣営の呼びかけで市民が各地の投票所で抗議行動をしましたが、プーチン大統領は、「効果はなかった」と、気にしていない姿勢を見せました。