ナワリヌイ氏の妻らが抗議行動呼びかけ ロシア大統領選最終日に当局警戒
ロシア大統領選挙は投票最終日を迎えました。反体制派指導者・ナワリヌイ氏の妻らがプーチン政権への抗議行動を呼びかけていて、当局が警戒を強めています。
今回の選挙ではプーチン大統領の圧勝が確実視されています。こうしたなか、ナワリヌイ氏の妻・ユリア氏らは、政権への抗議として17日正午、日本時間午後6時に一斉に投票所に向かう統一行動を起こすよう呼びかけています。
この抗議行動については「反戦」を掲げて立候補を目指すも認められなかったジャーナリストのドゥンツォワ氏や、動員兵の妻らの団体も賛同しています。
独立系メディアによりますと、当局から一部の市民に抗議行動に参加せず、冷静に投票するよう求めるメッセージが届いているということです。
また、検察当局も抗議活動に参加すれば処罰すると警告していて、警戒を強めています。
一方、ロシア西部では、ウクライナからの攻撃が続いています。ロシアメディアによりますと、ベルゴロド州で16日、ミサイル攻撃があり、住民2人が死亡しました。
ベルゴロド州知事は、商業施設や学校を数日間、閉鎖するとしています。また、クラスノダール地方でも無人機で石油精製施設が攻撃されたということです。